卵巣のう腫ってなあに?

卵巣のう腫とはいったい何者なのか?私にできた卵巣のう腫の概要などをまとめました!

卵巣のう腫とは?

「卵巣のう腫」とは良性腫瘍で、卵巣の中にできる、液体が溜まった袋状の腫瘍のことをいいます。

卵巣は腫瘍のできやすい臓器

卵巣は排卵をするたびに、卵子が卵巣の表皮を破って出て来てはその傷を修復して…という作業を繰り返しているため、ダメージが大きく、腫瘍ができやすい臓器なんだそうです。
卵巣の中にできる腫瘍には良性の卵巣のう腫の他に、境界悪性(低悪性度)のもの、悪性(卵巣癌)のものがあります。卵巣にできる腫瘍の約8割は良性腫瘍(卵巣のう腫)と言われています。
なぜ、卵巣にこのようなのう腫ができるのか、はっきりした原因はわかっていません。
また、卵巣は身体の奥の方にある臓器なため、手術で腫瘍を摘出して病理検査にかけるまで腫瘍が良性なのか悪性なのか確定することができません。
卵巣のう腫だと思ったら境界悪性腫瘍もしくは悪性腫瘍(卵巣癌)だったということもありえない話ではないのです。

卵巣のう腫(良性卵巣腫瘍)の種類

「卵巣のう腫」とは液体が溜まった袋状の腫瘍のことをいいますが、液体とはいえど内包物は様々で、その中身によって更に3つ(漿液性のう腫(しょうえきせいのうしゅ) / 粘液性のう腫(ねんえきせいのうしゅ) / 成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ) および皮様嚢腫)に分類されます。
また、子宮内膜症が卵巣の中で起きて出来てしまうチョコレート嚢胞も卵巣にできるものですが、こちらは卵巣が原因で発症するものではないので卵巣嚢腫とは区別されることが多いようです。
ちなみに私にできたのは3つめの成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)です。

漿液性のう腫(しょうえきせいのうしゅ)
卵巣の表面を覆う上皮から発生し、漿液というさらさらした液体が卵巣の中に溜まってしまったものです。年齢を問わず、卵巣のう腫の中で最も頻度が高いといわれています。
粘液性のう腫(ねんえきせいのうしゅ)
別名「偽ムチンのう腫」と呼ばれることもあります。ゼラチンのようにねばねばした液体が卵巣の中に溜まってしまうもので、閉経後の女性に多いといわれています。
成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ) 又は皮様嚢腫(ひようのうしゅ)
半ば成長した人間の元が卵巣に溜まり、ドロドロとした腫瘍になってしまったものをいいます。この中には毛髪や歯などが含まれており、生まれなかった赤ちゃんが出てきたのではと心配する方もいますが、そうではありません。卵巣は人間の元を作る臓器で、髪の毛や皮膚を作る細胞が勝手に増殖してしまった結果、できたのう種です。20~30代の女性に多い疾患だとされています。
チョコレート嚢胞(ちょこれーとのうほう)
子宮内膜症が原因でできるのう種です。子宮内膜症は、子宮の内側を覆う内膜組織がお腹の中で他の部位に飛び、そこで増殖と剥離を繰り返します。つまり、別の部位で子宮の中と同じように月経が起こるわけです。それが卵巣の中で起き、出口がない血液や剥離した細胞が卵巣の中に溜まってしまったのが、チョコレート嚢胞です。名前の由来は、子宮内膜の細胞や血液が変色してチョコレートのように見えることです。ちなみにこれは卵巣が原因ではないので、卵巣のう腫と区別する場合もあるようです。

引用:卵巣のう腫とは?痛みの原因と症状、治療法、手術方法は? – こそだてハック
http://192abc.com/21625

卵巣のう腫ができやすい年齢

上記にあるように、腫瘍の種類によってできやすい年齢は変わってきますが、
卵巣のう腫は年齢を問わず、女性であればだれでも発症しうる腫瘍です。

卵巣のう腫の自覚症状

自覚症状はほぼありません
サイズが大きくなってからは、太った訳でもないのに下っ腹やウエストが張ってきて洋服のサイズが変わったり、腫瘍が膀胱や腸を圧迫して頻尿や便秘になったり、生理痛が重くなったり、生理の時以外でも腹痛・腰痛が出て来たりする人もいるそうです。

卵巣のう腫はどうやって見つかるの?

前途したように、卵巣のう腫は自覚症状がほとんど無いため、基本的には
①婦人科での検診で見つかるケース
②茎捻転(けいねんてん)・卵巣破裂による腹痛で病院に搬送され発覚するケース
の2つだとおもいます。
①の婦人科で見つかるケースとしては、卵巣のう腫の疑いを持って診てもらいに行くというより、月経不順や不正出血など他に気になることがあって診てもらったり、子宮がん検診の際にたまたま見つかった!というケースが多いようです。
ただし、エコーでのう腫を見ると、見え方が便とほぼ同じなので、場合によっては見落とされてしまうことも…
ちなみに私は見落とされてた人です(T_T)子宮がん検診+不正出血が多かったので定期的に診てもらってましたが、結局後述する茎捻転(けいねんてん)を起すまで見つけてもらえませんでした…なので、お医者さんは2人以上に診てもらった方が個人的には良いと思います。
②の「茎捻転(けいねんてん)」とは、なんらかの衝撃で卵巣がぐるっと回転し、卵巣を支えているじん帯がねじれてしまう症状のことを言います。もうひとつの卵巣破裂とは、字の通り卵巣が破裂することを言います。茎捻転や卵巣破裂を起してしまうと、激しい腹痛・発熱・嘔吐等の症状があらわれ、人によってはショックで気絶してしまう人もいるそうです。この症状が起きるとお医者さんの判断によっては緊急手術となります。また、茎捻転により血流が途絶えて卵巣が壊死してしまった場合、緊急手術で捻れた側の卵巣・卵管ごと摘出することになるそうです。
こうなる事を防ぐためにも、定期的に婦人科検診を受けましょう!

卵巣のう腫の治療法

腫瘍が良性の可能性が高く、サイズが小さいうちは、経過観測となることもあるそうですが、基本的には外科手術での摘出となります。5cm〜7cm以上に成長していれば、手術をすすめられることが多いようです。
腫瘍が良性で患者さんが妊娠を望んでいる場合はのう腫部分のみを摘出する手術となる場合が多いようですが、
術前検査で悪性・境界悪性の可能性が高いと考えられたり、術中の迅速病理検査で悪性・境界悪性と診断された場合は卵巣・卵管ごと摘出となることもあります。
卵巣のう腫は一度手術で摘出しても再発の可能性があるため、妊娠を希望していない患者さんや閉経されている患者さんの場合は、のう腫の再発および卵巣癌・子宮癌の発症を防ぐため、卵巣・卵管・子宮全てを摘出することをすすめられることもあるそうです。
私は20代で妊娠を希望しており、術前検査でも良性の可能性が高く、迅速病理検査でも良性と診断されたので、腫瘍のみの摘出でした。
私のように腫瘍が良性で摘出に成功した人も、再発の可能性をふまえ、定期的に婦人科検診を受けることがすすめられています。

なぜ手術をしないといけないの?

たとえ腫瘍が良性であったとしても、卵巣に腫瘍ができた状態で放置してしまうと肥大した卵巣が破裂・茎捻転を起してしまう危険性があるからです。このような事が起きてしまうと命に関わりますし、卵巣ごと摘出しなければならなくなる可能性が高まります。いわば、お腹の中に爆弾を抱えて生活しているようなものです。
また、たとえエコーやMRI、CT、腫瘍マーカー等の術前の検査結果が良性腫瘍といわれていても、これらはあくまで予測をすることしができません。卵巣は身体の内部にある臓器なため、確実に良性の腫瘍と断言するためには外科手術で腫瘍を摘出し、それを病理検査にかけるまで確定診断はできないのです。良性であれば腫瘍のみの摘出で健康な卵巣に戻せる可能性が高いですし、悪性・境界悪性であればなおさら早期発見が大切になってきます。
最悪の事態を防ぐ為にも、早めに手術を検討することをオススメします>_<

どんな手術をするの?

最近は腹腔鏡手術がメインなようです。腹腔鏡手術とは、おへそとその周りに2〜3つ、5mm程の穴を空けて内視鏡でお腹の中を映しながら行う手術です。傷口が小さいため身体への負担が軽く、回復が早いのが特徴です。約1週間程で退院、3週間〜1ヶ月で普通の日常生活を送れる人が多いです(私もこの腹腔鏡手術でした)。ただし、モニター越しに行う手術なため、高度な技術が必要です。
もう一つが開腹手術で、下腹部に数センチの切り込みを入れるため、腹腔鏡手術より傷口が大きく身体への負担は大きいですが、医師が実物を目で確認しながら手で行えるため、腹腔鏡手術より手術時間が短く、失敗が少ないそうです。悪性・境界悪性の可能性が高かったり、良性でもサイズが大きすぎる場合は、開腹手術しか選べないこともあるようです。

手術が怖いのは当たり前(>_<)信頼できるお医者さんに納得するまで説明してもらいましょう

とはいえ、手術を受けること自体、身体への負担や精神的苦痛などを伴うため、私も最初はなんとかして手術を回避する方法はないだろうか。。と考えて、「手術をしないで腫瘍を治す!」的な怪しげなサイトを見たりしてしまいました(笑)。自分の大切な身体のことです。信頼できるドクターを見つけ、疑問を全てぶつけ、自分が心の底から納得できる説明を聞いて、最善の環境で安心して手術を受けられるようにして下さいね(*^^*)

わたしの卵巣に出来ていたのう腫について

わたしに出来たのは成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)でした

わたし卵巣にできていたのう腫は前途した種類のうち成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)というもので、卵巣が直径約9cmにまで腫れ上がっていました。
中身は髪の毛と脂がほとんど。術前にCTやMRIを撮ってもらった時点で先生が想定していたものとほぼ同じ内容でした。
最初聞いた時は卵巣に髪の毛?!とびっくりしてしまい、こんなわけのわからないものが出来るなんて私の身体ってなんかヤバいんじゃないか…なんて思ってしまいましたが(笑)、この成熟嚢胞性奇形腫・皮様嚢腫はとくに若い女性によくできる卵巣腫瘍だそうで、全然珍しいものではないようです。私の手術をしてくれた先生は今まで先生が手術した若い女性(10〜20代)の半分ぐらいはこのタイプの腫瘍だったと言っていました。

原因は不明

この成熟嚢胞性奇形腫・皮様嚢腫は、赤ちゃんの元になる生殖細胞が卵胞(卵子が入っている袋のようなもの)内で細胞分裂を始め、脂肪や髪の毛、歯などの組織が作られることによって腫瘍化するもののことを言いますが、なぜまだ卵子として排卵もされておらず、受精もしていないのに卵巣内でこのように細胞分裂を始めてしまうのか、はっきりとした原因はわかっていないそうです。
学生の頃(特に後半)は、フリーランスの仕事を始めたりしたこともあって、けっこう無茶な生活を送っていたので、やっぱり不規則な生活を送っていたりストレスとかでこんなことになってしまったのだろうか…と思ったのですが、そういった生活習慣の乱れやストレスなどとの関連性もまだはっきりとは解明されていないそうです。

ブラッ○ジャックのピ○コも皮様嚢腫!?

皮様嚢腫・奇形種という言葉を聞いて、とある有名漫画の登場人物が頭に浮かぶ人もいるのでは?
そう、この皮様嚢腫、ブラッ○ジャックのピ○コさんと同じなんですよね(笑)
漫画の中ではのう腫の中身を組み立てて(?)一人の女の子を産み出してしまいましたが、実際はそんなことはできませんw(でもいつか医療の進化で…こわいこわい(・_・;)←)
私ののう腫の中身は大量の髪の毛&脂がほとんどだったので、ギトギトの毛玉しか作れなさそうでした。笑
正確にはピ○コさんはお母さんのお腹の中で双子のお姉さんの身体に吸収されてしまってコブのような腫瘍になってしまった(間違っていたらごめんなさい)的な感じだったと思うので、卵巣にできるものとはちょっと違うのかもしれないですが、わたしはこの話を聞いてちょっと親近感(?)を持ってしまいましたw

参考記事


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